劇団四季『ライオンキング』札幌公演

所用で札幌で一泊する週末、二日目はただ家に帰るだけで何の予定もなかったので、急に思い立って劇団四季の公式サイトを見てみたら運良く良席が空いていた。

前回のライオンキング札幌公演時、私はまだ劇団四季に目覚めていなくて未見。さらにディズニー映画版もみていないという、真のライオンキングヴァージンで挑んだ。

オープニング、サバンナに朝日が昇り、動物たちが四方八方から集まってシンバの誕生を祝福するシーンで、早くも涙腺が決壊してしまった。

幕があいた瞬間に私はアフリカのサバンナにいて、動物が本当にそこにいる!

言葉にできない感動で涙がだーだー止まらない。

劇場は3歳位の幼児から、80歳は超えていそうなおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年齢層で、この物語は確かに年齢関係なく登場人物(動物?)の誰かに自分を投影して感情移入できるな、と納得した。

幼い子はシンバやナラに、子育て世代はムファサに、私のように人生の折り返し地点を過ぎた年齢層には、自分がこの世を去っても受け継がれてゆく生命の営みにと、それぞれの立場で心にぐっとくるものがあるのでは。

帰りの列車の時間が迫っていて、カーテンコールの途中で席を立たざるを得なかったのが心底心残りだった。余韻をかみしめながら最後まで拍手を送りたかった。

 

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(北海道四季劇場 7列28番)

 

劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風

作:中島かずき 演出:いのうえひでのり

出演:松山ケンイチ/向井理/田中麗奈/橋本じゅん/山内圭哉/岸井ゆきの/生瀬勝久

 

どうしようかなーと迷い、いつものSちゃんにも声をかけようかとも思ったが、いろいろ調整するのも面倒(おい!)だったので、えい!とひとりで遠征することに。

 

えーっと向井理、顔小さい。

生瀬さん、山内圭哉さん、橋本じゅんさんのおじさんたちが素晴らしい。ステージがパッと輝くというか、締まるというか。声は通るし、そこにいるだけで眼を引くし、さすがだ。

ストーリーは、前作の『鳥』のほうが好きだ。蘭兵衛への劣等感を抱えた天魔王の悲しさとか、あー、そんなことがあったらグレちゃってもしょうがないなーと思えた。

あと、今回は最後列から2番めという席だったのだが、やっぱり舞台は近くで見るほうがいいな!と確信した。全体の動きや演技を広く見渡せるけど、なんというか当事者意識が持てないというか、別の場所で起こってることを傍観してる感じ。

多少画角が狭くなってもステージに近い席で、登場人物たちのすぐそばでハラハラしながら事の顛末を見ている村人Aの気分で観るのが楽しい!

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IHIステージアラウンド東京 ブロックC 31列14番)

 

追記:次の『月』は、キャストが私向けじゃなさそうに感じてパスしたのだけど、折しも今日(11/17)『極』のキャストが発表され、天海祐希古田新太のW主演で捨之介も蘭兵衛も出てこない新たな物語だというじゃないか。もうこれは絶対行くしかない。

道新寄席 らくごDE全国ツアーvol.5 春風亭一之輔のドッサリまわるぜ2017

オープニングトーク(?)長め。日頃は布団で寝てるので、ホテルのベッドは腰が痛くて辛い話など。物販では子供さんの学校のPTAが資金集めのために作ったというエプロンの販売もあり、なにそれおもしろすぎる。

 

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(道新ホール け列17番)

劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season鳥

作:中島かずき 演出:いのうえひでのり

出演:阿部サダヲ/森山未來/早乙女太一/松雪泰子/粟根まこと/福田転球/少路勇介/清水葉月/梶原善/池田成志

 

昨年12月の『夜会』で貰ったフライヤーで、豊洲に360度ステージの新しい劇場ができて、そこのこけら落としに新感線の髑髏城の七人をやると知り、友達Sちゃんと観るべ!と盛り上がるも、帰宅して調べたらもうすでに3月からの『Season花』のチケットは完売。

次の公演は絶対に逃すまじ!と、各方面に会員登録をし満を持して待っていた甲斐があり、無事にチケットが取れてSちゃんと一緒に観劇。

もう、なにから何まですごくて言葉が出てこない。

回転するステージに興奮し、阿部サダヲの愛らしさにメロメロになり、早乙女太一森山未來の華麗な立ち回りにうっとりしながら「これはおひねりを投げるわ。1万円札でできた首飾りをかけるおばさんの気持ちがよくわかった」と変な納得をし、成志さんの体を張った役どころに大爆笑し、ラスト近く逆光の中にスッと立つ彼ら彼女らの姿に滂沱の涙を流した。

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IHIステージアラウンド東京 Dブロック8列12番)

東京ポッド許可局2017 ジャパンツアー札幌公演

TBSラジオで放送中の東京ポッド許可局の3人(マキタスポーツプチ鹿島サンキュータツオ)が北海道初上陸。

北海道では番組をネットしていないのにもかかわらず、客席の2/3が埋まっていた。(というか、後ろの空席なー)

腰を痛めたために杖をついて舞台に登場するマキタさんのおじいちゃん感がすごかった。

北海道でのトークのメインは、大谷翔平の嫁JAPN。

書きたいけどいろいろアレなので自粛するが、サンキュータツオさんの「そこか!しかし、しっくりくる!」という盲点をついた人選に唸らされた。

追記:このイベントのおかげなのか、10月からはめでたくHBCラジオでも番組がネットされたので、ラジコプレミアムに加入せずとも北海道でも聞けるようになりました。知名度が上がってほしいような、このままひっそりと知る人ぞ知るでいてほしいような。

(かでるホール C列13番)