劇団四季『ライオンキング』札幌公演

所用で札幌で一泊する週末、二日目はただ家に帰るだけで何の予定もなかったので、急に思い立って劇団四季の公式サイトを見てみたら運良く良席が空いていた。

前回のライオンキング札幌公演時、私はまだ劇団四季に目覚めていなくて未見。さらにディズニー映画版もみていないという、真のライオンキングヴァージンで挑んだ。

オープニング、サバンナに朝日が昇り、動物たちが四方八方から集まってシンバの誕生を祝福するシーンで、早くも涙腺が決壊してしまった。

幕があいた瞬間に私はアフリカのサバンナにいて、動物が本当にそこにいる!

言葉にできない感動で涙がだーだー止まらない。

劇場は3歳位の幼児から、80歳は超えていそうなおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年齢層で、この物語は確かに年齢関係なく登場人物(動物?)の誰かに自分を投影して感情移入できるな、と納得した。

幼い子はシンバやナラに、子育て世代はムファサに、私のように人生の折り返し地点を過ぎた年齢層には、自分がこの世を去っても受け継がれてゆく生命の営みにと、それぞれの立場で心にぐっとくるものがあるのでは。

帰りの列車の時間が迫っていて、カーテンコールの途中で席を立たざるを得なかったのが心底心残りだった。余韻をかみしめながら最後まで拍手を送りたかった。

 

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(北海道四季劇場 7列28番)