いろいろ

・7つの贈り物…ウィル･スミス主演。過去に自分が起こした交通事故で7人の命を奪った償いに、7人の命を助ける…というストーリーなんだけど、その方法がなんだかなぁ。他にいくらでも償う手段はあるでしょ。全然納得できなかった。さらに、助けるに値する人かどうか審査する描写があって、それもどうなんだろう？と思った。イヤな人なら助けないのか？「衝撃の感動作」といわれても。衝撃は衝撃だけど感動しないよ。

・大統領の理髪師…ソン・ガンホ主演。1970年代始めのソウルが舞台。軍事政権下の時代で抑圧されている庶民の暮らしぶりをコメディタッチで描いている。及び腰のソン・ガンホもなかなか味わい深い。

・嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん…染谷将太/大政絢主演。幼い頃に誘拐監禁されたみーくんとまーちゃんが10年ぶりに再会し…。ポップな映像と演出だけど、ストーリーはかなり悲惨で重い。

・オール・アバウト・マイ・マザー…珍しくスペイン映画。若き日のペネロペ・クルスが出演している。女性たちの優しさと強さがじんわりくる。

・ダーク・シャドウ…ティム･バートン監督ジョニー・デップ主演。ティム･バートンの青白い映像とジョニデの白塗り目の周り真っ黒系は好きなので楽しめた。でも、見おわったあとになーんにも心に残らない映画だな。無駄に豪華で高価なジャンクフードみたいな映画。しかし、たぶんこの映画最大の見どころという位置づけであろう、最後の闘いがさぁ…きっとお金も時間もかかってるんだろうけど、妙にB級感が漂っていた。