いろいろ
今期は珍しく真剣にドラマを観ましたよ。
- 家政婦のミタ…最終回の視聴率40パーセントだって!いや、面白かったけど…そこまでか?阿須田家の父は最後までふにゃふにゃで情けなかったね。や、逆にとってつけたようにキリッとさせたら白々しいので、あれで良かったと思います。最後のシーンでミタさんが入っていったお家は、かつて佐藤仁美一家が住んでた阿須田家の隣のお家じゃね?私の勘違い?
- 専業主婦探偵〜私はシャドウ…芹菜のお父さんと常務との確執とか、描写が足りなくて説得力がないのがちょっと残念な気がしたけど、夫に依存しきっていた芹菜が、少しずつ精神的自立をするまでの過程はけっこう面白かった。そして何よりも、芹菜への思いをぐっと胸にしまいこんで、陰ながら支える陣内(桐谷健太)の役どころがすごく良かった!韓国ドラマでもヒロインと結ばれない方の『見守りキャラ』好きの私には、たまらないです。
- 11人もいる!…やっぱりクドカンは、すごいねぇ。震災で被害を受けて避難してきた子の描き方が、もう天才的。わりとイケメンなのに微妙なダンスを踊って、「五月ちゃんのこと忘れねぇがらなー」と言って地元に戻ったのに、すぐに新しい彼女を作ってたりと、必要以上に美化したり感動路線に執着しないところがグッジョブ!そういえば、先日の新聞に載ってた光浦さんがクドカンの脚本について語っていた言葉が的を射ていたの。「じめっとしそうになるとスコーンとかわす。説教くさくはないけれど、正義感が揺らがない」このドラマに限らず、クドカンの作品には一貫してこの哲学が盛り込まれているて、私はそこがすっごく好きです。
- 妖怪人間ベム…私の中では今期はこのドラマがNO.1でした。人間への成長過程で起こったアクシデントによって、人が持つ「悪」の部分が分離されてしまって「善」だけしか持ち合わせなかったために、人間になれなかったベム・ベラ・ベロ。「悪」を取り込めば人間になれる…という選択肢を拒否し、他の人間が「悪」を犯そうとした時にそれを止める存在であり続ける道を選んだベムたちには、号泣でした。俳優陣もみんなはまり役だったし、脚本の西田征史さんが神。いやはや、西田征史さんといえば、ラーメンズ周りではおなじみの俳優さんなのですが、いまや実力人気ともにドラマ界を背負って立つ脚本家ですよ。すっかり立派になって、ねぇ。って、なーんか親戚のおばちゃん気分です。