斜陽

斜陽 (新潮文庫)

斜陽 (新潮文庫)

破滅への衝動を持ちながらも“恋と革命のため”生きようとするかず子、麻薬中毒で破滅してゆく直治、最後の貴婦人である母、戦後に生きる己れ自身を戯画化した流行作家上原。没落貴族の家庭を舞台に、真の革命のためにはもっと美しい滅亡が必要なのだという悲壮な心情を、四人四様の滅びの姿のうちに描く。(新潮社より)

中高生が感想文を書こうとこの本をチョイスしても、手に負えないと思うのでナツイチ的なキャンペーンのリストには載せない方がいいのでは。
いざというとき男は弱く女はたくましいのは、洋の東西を問わず共通しているのかも。