パレード(025)
監督:行定勲
原作:吉田修一 『パレード』(幻冬舎刊)
出演:藤原竜也/香里奈/貫地谷しほり/林遣都/小出恵介
都内のマンションをルームシェアする4人の男女。映画会社に勤める健康オタクの直輝はこの部屋に最初から住んでいる最年長。一方、イラストレーターで雑貨屋店員の未来は、おかまバーの常連。また、先輩の彼女に恋をした大学3年生の良介は告白する勇気が出ずに悩んでいる。そして無職の琴美は若手人気俳優と熱愛中。そんな彼らはそれぞれ不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで共同生活における互いの均衡を保っていた。しかし、いつしか男娼のサトルがこのマンションに住み着くのと時を同じくして、町では女性を狙った暴行事件が連続して発生、これを境に彼らの穏やかな日常は次第に歪み始め、やがて思いもよらない事態を招いていく…。allcinemaより
うーーーーん、思ったよりもえぐい映画だった。小出恵介君の○ァックシーンとか、林遣都くんのオ○ニーシーンとか、こっ…ここまでしなくても…と。なんだろうなぁ、体当たりの演技てんこ盛りでちょっとぐったり。
この映画を紹介する文章として、「希薄な現代人の関係性」とか「表面的な人間関係で満足しながら、都内のマンションで共同生活を送る若者たちの日々」とか、とかく表面だけ取り繕って、人と深く関わろうとしない現代人…的な言い方だけど、でもさぁ、ルームメイトにがんがん心の内側まで入ってこられたり、全てをさらけ出されてしまうと、逆に一緒に生活なんてできないんじゃないの?と思いますけどどうでしょう?そう思うのは、私自身が人と打ち解けるまでにかなり時間がかかって、しかも苦手な人に対しては「すっ」と心にバリアを張り巡らしてしまう、非社交的な人間だからかい?
その「希薄な人間関係」に関する疑問はおいといて、ラストで直輝を見つめる4人の視線は、あの演出でいいのか?あれで一瞬にして映画全体がチープになっちゃってもったいない気がした。