ジェイン・オースティンの読書会(039)

離婚歴6回を誇る女性バーナデットは、愛犬を亡くして落ち込む友人、ジョスリンを励まそうと、ジェイン・オースティンの読書会を思いつく。なぜならば、“ オースティンは、人生最高の解毒剤”だから。もう一人の親友シルヴィアも、ちょうど夫から“他に好きな人ができた”と告げられ窮地に陥っていた。しかし、オースティンの長編小説は6冊あるため、メンバーも6人必要だった。そんな中見つかった4人目は、趣味の合わない夫より教え子に心惹かれる高校教師プルーディー。さらにシルヴィアの娘アレグラも引き入れ、最後は唯一の男性にしてオースティン初体験のSF大好き青年グリッグ。こうしてメンバーも揃い、いよいよ読書会が幕を開けるのだが…。(allcinemaより)

これは面白かった。きっと女性なら、5人の誰かしらに共感できるんじゃないかな。
共感というのとはちょっと違うけど、高校教師プルーディは自分の趣味・好みを夫と共有したいのに、夫はちっとも解ってくれない…と不満でいっぱいなのがかわいそうだった。「どうぞあなたはNBAを楽しんでちょうだい。私はジェイン・オースティンを楽しむから」とちょっと考え方を切り替えたら、お互いに平和に暮らせるのに。
夫婦で共通の趣味があればそりゃぁ会話も弾むし楽しいだろうけど、どちらかが我慢して無理に合わせるのでは、互いに辛いし楽しくないんじゃないかなぁ。我が家で言えば、どんなに私が暇だとしても絶対一緒にパチンコには行かないし、もし私の趣味*1に夫が無理に付き合ってくれたとして、つまらなそうにする夫を見てたら私だって楽しさが半減するし、ひとつも良いことがないのは火を見るよりも明らか。それぞれ好きなように遊んで、楽しい気分で家に帰ってくればそれでOKさ。って、結婚して数年の時はそんな風に考えられなかったかもしれないので(記憶にない…)、これは結婚して25年という歳月のせいかな。
ジェイン・オースティン原作の映画は「プライドと偏見「エマ」「ある晴れた日に(分別と多感)」を見ているが、ちゃんと小説を読んでから見たらさらに面白いだろうなぁ。なのでDVD保存決定。
ところで、シルヴィアを演じてる人、どこかで見たことあるなぁ…と思ったら『グレイズ・アナトミー』のスピンオフドラマ『プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち』で精神科医を演じてる人だった。

*1:例えばラーメンズのステージを一緒に見に行くとか