地震から丸2日。
関西電力北海道電力被災地に電力を送るので節電して!と呼びかけるものや(もちろん節電は大事だけど…)コンビナート火災にまつわる怪しげなチェーンメールが出回っていたり、○○港から貨物船で救援物資を送るらしいから、みんなで救援物資を持ち寄って!とTwitterで呼びかける人が現れたり…。冷静に考えれば、デマメールは「友だちの知り合いが…」とか「知り合いのお父さんが…」というように出所が曖昧で根拠がないものだし、個人が持ち込める救援物資は焼け石だろうに、自分は何もできない…という歯がゆさと罪悪感で被災地の悲惨な映像を見ている人たちは、少しでも被災者の役に立てば、という居てもたってもいられない気持ちで動いているんだろうけど、ちょっと待ってと言いたい。
昨日、岡田斗司夫氏がTwitterで「被災していない自分は今後こうする」と書かれていてそれに非常に共感した。

まず、ニュースは一日3回しか見ない。新聞の朝刊と夕刊、あとは昼間にテレビのニュースを見るだけ。これ以上の「事情や情況を知ろうとする気持ち」は、自分自身のエゴだと思う。被災の当事者でもなく、東京に住んでる僕はどんなに当事者風に心配してもやっぱり部外者だ。(中略)家族が被災地にいる人は、そうはいかないだろう。でも僕たち大半の人間にとっては「知りたい欲求」「不安な気持ち」は押さえられるはずだ。それを「不安だから」「知る権利」と考えちゃいけない、と思う。 テレビ局の報道ヘリが爆音をたてて被災地を取材し、その騒音で救出活動が妨げられるという。この事実に僕は今日までの自分を恥ずかしく思う。不安だから、知りたいから、リスク回避のために、僕たちはいったいなにを要求してるんだ?(中略)もちろん被災地の状況を知ることで義援金を送ったり、ボランティアに行ったり「いいこと」もいっぱいあるだろう。でもそれは「一日3回のニュース」で充分じゃないか?それ以上、僕たちが全員で心配して不安になって「いざというときのために備え」るのが、いいとは思えない

被災していない人たちは、ちょっと落ち着きましょうよ。そして、ちゃんとした機関に募金をして被災した方たちを応援しましょうよ。それと過去に被災した方曰く「千羽鶴は止めて!超迷惑!」だそうですから、気持ちだけにしておきましょうね。
はてなTポイントYahoo!にポイントがたまってる方は、ポイントを寄付できますよ。