アンティーク〜西洋骨董洋菓子店(017)

原作:よしながふみ
監督:ミン・ギュドン
出演:チュ・ジフン/キム・ジェウク/ユ・アイン/チェ・ジホ
甘いものが大嫌いなジニョクは、突然会社を辞めると洋菓子店を始める。古い骨董品屋を改装したその店“アンティーク”は、腕は一流だが行く先々で恋愛トラブルを起こす魔性のゲイ“ソヌ”、元ボクサーの見習いパティシエ“ギボム”、不器用なウェイター“スヨン”の3人を迎え、順調に船出する。そんな中、町で連続誘拐事件が発生し、それとともに次第にジニョクの悲しい過去が明らかとなっていくが…。
allcinemaより

実はあんまり期待しないで見たんだけど、意外に面白かった。少なくともジャニーズの人が主演で放送された月9のドラマよりは格段によかったのではないかと思う。
映画ではオリジナルどおり、天才パティシエはきっちりと魔性のゲイとして描かれていたが、高校時代のエピソードやオーナーが過去に遭遇した事件の背景として、天才パティシエの性的嗜好は必要不可欠の設定なはず。テレビではそこらへんはノータッチだったのは、月9という縛りのせいだったのかな。(余談だけど、表現の手段として、テレビという媒体は自由度が低いところが致命的だな、と感じる昨今。)
映画はコメディタッチでキラキラした前半部分とは裏腹に、後半の誘拐事件やオーナーの過去のエピソード部分は暗く陰湿なトーンで、そのコントラストが非常に効果的だった気がする。
そしてやっぱり、なんだかんだ言ってもチュ・ジフンキム・ジェウクがきれいなんだわ。天才パティシエとフランス人パティシエの男色シーンも美しいからOKさ。
あちこちでレビューを見ると、ホモセクシャルな部分で拒否反応を示す男性が多いみたい。そんなもんかね。