金曜日(18日)から二泊三日で久しぶりに札幌に行っていました。娘っちのところに一泊、もう一泊は「とある会」の行事で定山渓温泉。去年までは「とある会」の役員として主催する側だったので、ゆっくり友だちとおしゃべりする暇もなく、バタバタとかけずり回って終わったあとは精根尽き果てたーって感じでした。しかーし、今年は一参加者としての〜んびりと心ゆくまで楽しんできましたよ。役員の皆さん、お疲れサマンサタバサ。
その夜、部屋では若い会員さんの子育てに関する悩みを、私を始め子育てを卒業したメンバーが相談に乗る、という感じになりまして。子育て真っ最中のときは、どうしても「漢字の練習をしないんですよ」とか「どうすれば良い高校に入れるようになりますか?(まだ小学2年生なのに!もはや高校のことを!)」とか、目の前にあるひとつひとつに気を取られてその解答を求めがちだけど(自分もそうだったなぁ…)、今振り返ると、どうやって勉強させるかというような細かいノウハウよりも親自身の人としての芯というか軸がすごく大切な気がします。
子どもをふたり育ててみて、「勉強」よりも(もちろん、それも重要だけど)未知のものへの興味や好奇心を持ち、それを自分で調べたり考えて答えを探す力を育てることや、やると決めたら多少辛くても諦めないことや、人と上手にコミュニケーションを取れるようになることや、失敗を恐れない勇気など、もっと大事なものをこどもたちに教えていただろうか?と反省しています。
「ああすれば良かったなぁ…」と思うことはいっぱいあるけど、二人の子どもが読書の楽しさを身につけることが出来たことは、子育てにおいて唯一成功したことと言えるかな。本好きの子にするには、何よりも家族の人が楽しそうに本を読む姿を日常的に見せていくのが一番の早道だと思います。(これは父親である夫の功績。)本だけじゃなく、家事でも勉強でもスポーツでも子どもにやってもらいたいことがあれば、子どもそっちのけくらいの勢いで大人が楽しそうに興じることですね。そうすれば「おとうさん(orお母さん)、私にもやらせて!」って興味を示すはず。今頃気が付いても「遅きに失する」ですけれど。
まぁね、子どもたちにすればいろいろ文句もあるだろうけど、もう成人したんだから、自分に足りないものがあるのことに気が付いたら、それは自らの努力で補っていってちょうだい。