パコと魔法の絵本(050)
舞台「ガマ王子vsザリガニ魔人」を「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督によって映画化。ガマザリはラーメンズのもじゃもじゃの人目当てでDVDで見ていたので、話の内容は知っているのだけれど、それでもずーっと涙が止まらずずるずる鼻水をすすりっぱなし。側にいた人にはごめんなさい。舞台のほうは、主役ふたりが初舞台の人だったためか、ちょっと残念なところもあったけど、映画はかゆいところに手が届くというか的を射た配役でそりゃぁもう素敵でした。役所広司、阿部サダヲ、山内圭哉は安定感バッチリだし、小池栄子、妻夫木聡(しばらくわからなかった)、上川隆也のはじけっぷり。テレビや他の映画では絶対見られない新しい側面を見せてもらった。そしてパコのアヤカ・ウィルソンちゃんの、天使ってこんな姿形かもと思わせるくらいピュアな視線がかわいいこと!役者さんたち、みんな楽しんでるっしょ?ってくらい、ノリノリの演技が本当によかった!舞台のいいところは失うことなく、CGや凝ったセットの場面など映画ならではの表現方法によってさらに物語に広がりが生まれ(金色のキラキラが舞うシーンなど、鳥肌が立つくらい美しかった!)両方の長所をうまく融合させて奇跡のように素晴らしい映画になっていると思う。老若男女、全ての人が見て楽しめて感動する映画だと思う。本当にぜひ、多くの人に見て欲しい!ところで、エンドロールで貫地谷しほりと林家ぺー・パーの名前が…どこに出てたのか?DVDになったらもう一度見て確認しなくては。