ケイゾク


放送当時リアルタイムで見てたし、再放送も見たのに。個々の事件や、真山の妹をレイプした朝倉の仲間のひとりである目黒が歌う「どんなときも」とか、最終回に銃弾に倒れた真山を野口五郎が足で蹴りながら「なんだよ、さっきまで動いてたのに。命、どこに入ってんだ?」と言うシーンは記憶にあったものの、今さらネタバレもなにおないと思うので書いちゃうけど、実は朝倉が早乙女になりすましていて、今まで朝倉と思っていた男は別人だったのと、柴田が最後に銃で撃たれるのとか、すっかり忘れてた。
このドラマは中谷美紀渡部篤郎も適役なんだけど、なんと言っても野口五郎がすごい。彼特有のビブラートが効いた声と感情を押し殺した口調は、狂気じみたセリフをさらに怖く感じさせる効果が絶大だった。この役に野口五郎をキャスティングした人はすごい!
1999年のドラマのわりに意外と古くさく感じなかったけど、インターネット関係はさすがに「昔か!」だった。ドラマの放送当時は“掲示板”とか“ハンドルネーム”とか“オフ会”という言葉は、最先端の空気を醸し出していたはずなのに。10年一昔ですな。