おとといからNHKBS2で市川崑監督版金田一耕助シリーズを放送している。私が中学から高校にかけて、文庫・映画ともに大流行したっけ。何度も見てるけれど、空気感や画面の明るさ(というか暗さ)など、日本の古い因習とか地縁、血縁といったしがらみをとても巧みに映像で表現しているなぁと改めて感じました。とは言っても、北海道で生まれ育った私にとっては、純日本的な風習などは全然身近じゃなくて、あたかも外国の珍しい風習を見ているかのような気持ちで鑑賞しているのですが。今回のオンエアでは本編が終わったあと、山本監督と渡辺ナントカさんが、カット割りやカメラワークなどを映画を作る側の視点で解説していて、これがまたとても興味深い。