ぜんぶ、フィデルのせい(041)

監督:ジュリー・ガヴラス
出演:ニナ・ケルヴェル/ジュリー・ドパルデュー/ステファノ・アコルシ/バンジャマン・フイエ
1970年のパリ。9歳の少女アンナは、名門カトリック女子小学校に通う成績優秀なお嬢様。スペインの貴族階級出身で弁護士の父フェルナンドと雑誌記者の母マリーの下、弟のフランソワと共に何不自由ない幸せな毎日を送っていた。そんなある日、長年スペインでフランコ独裁政権を相手に反政府運動を行っていた伯父が亡くなり、残された叔母と従姉妹がアンナの家で暮らすことに。これを境に、フランソワとマリーは次第に共産主義的な価値観に目覚めていく。アンナは、どうやらフィデル・カストロという人が原因らしいと知るが、おかげで彼女の日常は一変、両親からお気に入りの宗教学の授業を禁じられたり、小さなアパルトマンへの引っ越しを強いられたりと不自由な生活を余儀なくされてしまい…。
allcinemaより

この映画、ジャンルとしては社会派なのだろうと思うけど、ゴチゴチに押しつけるものが一切無いので見てても暑苦しくない。とても面白かったし、終始むすっとした不機嫌顔のアンナも、無邪気な弟も可愛かった。