木のない山〜子供たちの待つ場所〜(014)

監督:キム・ソヨン
出演:キム・ヒヨン/キム・ソンヒ
6歳のチンと妹のピンは母と3人暮らし。ところがある日、母は子どもたちを地方に住む叔母に預け、失踪した父を捜しに行ってしまう。自分の生活で精一杯で子どもたちに関心のない叔母の家での生活は、幼い姉妹にはつらく不安な日々。2人は、“豚の貯金箱が満杯になれば戻る”という母の言葉を信じて、わずかなお駄賃や焼いたイナゴを売った小銭で必死に貯金箱を満たしていく…。シネフィル・イマジカより

ドキュメンタリー?と思うほど、何もかもが自然。登場する人たちは、大人も子ども当然役者さんなんだろうけど、全員がその辺にいる普通の人にしか見えない。つくりかたによっては、いくらでも悲惨にもお涙ちょうだいテイストにもできる内容なのに、拍子抜けするくらいドライで客観的な映画だった。