モンスター(009)

監督:パティ・ジェンキンス
出演:シャーリーズ・セロン/クリスティーナ・リッチ
1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら男に身体を売る生活に疲れ果て、自殺する覚悟を固めたアイリーン・ウォーノス。有り金の5ドルを使い果たそうと飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビーと運命的な出会いを果たす。同性愛の治療を強制されフロリダにやってきたセルビーもまた自分と同じように社会からの疎外感を抱いて生きていた。初めて自分を偏見なく受け入れてくれる人物と出会ったと感じたアイリーンは、“一緒に暮らそう”と提案する。しかしそのためにお金が必要になった彼女は、再び客を取るため道路脇に立つのだったが…。

私は“モンスター”アイリーンよりもクリスティーナ・リッチ演じるセルビーが怖いと思ったわ。自分ではなにもしようとせず、ただただアイリーンに依存して(「お腹が空いたって言ってるのに、なにも買ってくれない!」って泣くなんてこどもか!)翻弄させる魔性の女セルビーに出会っていなければ、アイリーンだってただの売春婦ですんだのに…。
そして、シャーリーズ・セロンの役者根性には脱帽!この映画のために13kg太って眉毛も抜いたらしい。もしかすると肌質、髪質、骨格まで変えたのかも(どうやって?)セルビーとのデートの前にトイレで体を拭く場面での下着姿は、13kgの怖さを物語っていた。わたしも痩せなきゃ…

こんなに美しい人が…

こうなる!