ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた〜(058)

ぎっくり養生のために一日、居間でころころしながら録りためたドラマや映画を見て過ごした。

 アメリカ南部の片田舎。小さなダイナーのウェイトレス、ジェナはパイ作りの天才。その時の気分をそのまま反映したオリジナル・レシピで作るユニークなパイの数々は、胃袋ばかりか心も満たしてくれると町の評判だった。ところが、私生活では嫉妬深い夫アールに支配される苦痛なだけの毎日を送っていた。同僚の友人と相談していよいよ家出を決意した矢先、予想外の妊娠が発覚する。家出も出来ず、かといってアールの赤ちゃんも産みたくないと、すっかり八方ふさがりのジェナ。落ち込む一方だった彼女の前に、新任の産婦人科医ポマターが現われる。優しく誠実なポマター先生に次第に心惹かれていくジェナだったが…。allcinemaより

ラストシーン、他のどの場面よりもおいしそうに描かなきゃいけないはずのパイが一番まずそうだっていうのが失敗だと思う。ジェナの幸せ・成功の証として画面に出てくるのが、人工着色料たっぷり使ったような色合いの緑や青のパイだなんて。アメリカ人には、あれが一番おいしそうに見えるのだろうか。謎だ。