殺人の追憶(049)

殺人の追憶 [DVD]

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1986年10月23日、ソウル南部の農村で手足を縛られた若い女性の無惨な変死体が発見される。また数日後には、同様の手口で2人目の犠牲者が出た。さっそく地元の刑事パク・トゥマンら捜査班が出動。だが、懸命な捜査も空しく、一向に有力な手掛かりが掴めず、捜査陣は苛立ちを募らせる。その上パクと、ソウル市警から派遣されたソ・テユン刑事は性格も捜査手法もことごとく対称的で、2人はたびたび衝突してしまう。こうして捜査は行き詰まり、犠牲者だけが増えていく。そんな中、ついに一人の有力な容疑者が浮上してくるのだが…。
allcinemaより

ストーリーや脚本が面白いのはおいといて。たった20年前まで、韓国はこういう国だったのか…ということが衝撃だった。軍事政権、灯火管制、警察の取り調べ、拷問による自白の強要、村の貧しい暮らし…。そういう描写と猟奇的な殺人事件と犯人(と思われる)男の不気味さが非常に印象的な映画だった。ポン・ジュノ、すげぇ。