D r o p 鑑賞
28日夜と29日夜の2ステージ鑑賞。ネタバレありだしかなり辛口です。
ぽつねんシリーズは見る側はどういう姿勢で挑んだらいいのか、やっぱり戸惑うなぁ…《こっちは笑う気満々で出かけたのでちょっと肩すかしを食った1回目のぽつねん。2回目はどうなの?とおそるおそる見たら、ますますどっぷり自分ワールドだったぽつねん○》前2回のときの笑わせる気ゼロのナルシスト全開ステージからみると、3回目となる「どろっぷ」はもうちょっと笑い要素があるものの、やっぱり前面に出てくるのは「どうだ、すごいだろう」という空気。「アナグラムの穴」ははっきりいって、もういいっす。あと、映像を使ったものも「はいはい。わかりましたよ」という感じ。《私が求めているのは、アートじゃなくて笑いなんだわ、と改めて確信。》
29日昼公演のカーテンコールで「なんだよ、本番中(?)は笑わなかったくせに〜」と言ったのは、本人としては『笑って欲しい、笑うはずだ』と思っていたからなのか。じゃぁ、もっと笑わせてくれよ〜。自己満足ワールドから脱出してくれよぉ〜。落語風に江戸っ子と定吉が出てくるネタも、詰めが甘いんだよねー。扇子や手ぬぐいの使い方や仕草が甘い!このネタをするからには、落語家にちゃんと教わるなどして、もっと技の精度をあげて挑むべきなんじゃないのか?「見に来る人たちはボクのやることは全部おもしろがって喜んでくれるはずさ!」と思っていないか?ファンだけじゃなくスタッフも小林マンセーばかりなのか?厳しい意見を言えるスタッフはいないのか?とかなんとかいいながらも、飴ちゃんとCDを買ってしまったし〜。もう、私自身が混乱中ですわ。
追記
公式のメッセージで
舞台って本当に難しい。
昨日より今日、今日より明日だ。
作品を洗練させたいという欲は、
千秋楽まで消えることはありません。
疑わしい箇所をにらみつけ、
より良い状態に追い込む。
毎公演これの積み重ねなのです。
福岡で生まれた「DROP」は、
神戸で成長し、
札幌でピカピカに磨かれました。
かでるホールに来てくれた皆さん、
本当にありがとう。
北海道はいつも僕を鍛えてくれる。
と、書いているから、ちゃんとわかっているみたいで少し安心しました。