斉藤謠子の北欧キルト

斉藤謠子の北欧キルト

気にはなっていたものの買おうかどうしようか決めかねて、まずは図書館で借りてじっくりチェック。やっぱり斉藤謠子さんの色遣いはとても素敵です。だけど掲載されてる作品は絶対に作らないなー。
最近、パッチワークの本で「所有したい」と思うものになかなか出会えないのが寂しい。凝りに凝った作品ばかりになるのは、作家としては仕方がないのかもしれないけど、斉藤さんの本に限らず、小物の作品が多いのも残念だし。
ある程度パッチワーク経験がある人が本当に欲しい本は、「色使い」にポイントを置いたものじゃないかなぁ。ぱっとキルトを見た時に好きか嫌いかを判断するのは、わたしの場合はほぼ100%色遣いで決まります。縫い目がキレイとかキルティングの針目が揃っているとかは、そのあとについでにチェックくらいのポジションです。縫うという技術は、数をこなせばある程度身に付くけれど、配色のセンスはなかなか習得できなくて難しいと感じているのだけど、どうでしょう?そういう意味では、パッチワーク通信で連載している色あわせのコツみたいなコーナーが一冊の本になったら、けっこう売れると思うんだけど。個人的には、19世紀の古いキルトがいっぱい載っていれば、しかも布のアップ写真が満載の本なら、即ぽちっとしてしまうわ。
こんなキルトとか、大好き〜。