我が家はずっと社宅住まいです。全道各地にあるうちの社宅は、民間のアパートのように退去するときに掃除業者が入るということもなく、管理人さんの厳しいチェックもなく、職場の担当者による破損箇所の確認はあるものの、掃除に関しては入居者の良識に任されています。私が結婚した頃は、引っ越しの時には夫の職場の奥さまたちが手伝いに来てくれて、それとなく掃除レベルをチェックされるという恐ろしい風習がありました。恥ずかしい思いをしたくなくて、転勤の時はみんな『はっちゃき』に掃除をしたものですが、今は職場の奥さまたちとのつきあいもほとんどなくて、昔のような小姑的なチェック機能が失われてしまった結果、全く掃除をせずに転出してしまうケースが多々あるそうです。換気扇がぎとぎとだったとか、お風呂の排水溝に髪の毛がごっそりとかさんざん脅されていたので、今の家に到着するまでドキドキしていましたが、着いてみるときれいに掃除がしてありほっと一安心でした。
しかし…なぜか風呂場の鏡や蛇口、タオル掛けがことごとくカルシウムが付着して白く曇っているのです。他の部分のきれいさと全然バランスが取れていないのが不思議。私はそれほど掃除に関して厳しい方じゃないと思うけど、なんとなく気になってあれこれ策を講じてみました。
蛇口とタオル掛けは、クエン酸水溶液を浸したキッチンペーパーの湿布でほとんどきれいになりました。問題は鏡。手持ちの鏡磨きも(写真左。前住んでた家の鏡はこれで間に合ってた)メラミンスポンジもクエン酸水溶液湿布も効き目がなくて、生協の共同購入で『鏡に付着したウロコ状のガンコな汚れ 初めてスッキリ落ちました。鏡の鱗状痕落とし』(写真右)という、強力に効きそうな洗剤を購入し、わくわくして試しましたが…撃沈。

残された道は某掲示板のお掃除スレッドで見たサンドペーパー1500番しかないみたいです。もうこうなったら、意地でも落としてみせる!