しあわせのパン(思いっきりネタバレ)


洞爺湖を望む月浦のカフェ「マーニ」を訪れる3組の客のエピソードがお話の中心。洋ちゃんと知世ちゃん演じる水縞夫妻は傍観者的なポジション。
・カフェに矢作が座ってる?と思ったら、あがた森魚さんだった。(笑)
・知世ちゃんが可愛い。知世ちゃんのスタイリストが大森礱佑子さん!
洞爺湖の四季がとても美しく描かれていて、北海道の観光プロモーション映画としての側面もかなりありそう。(舞台になったカフェは実在する)パンも料理も美味しそうだし、中村靖日さんと池谷のぶえさんの野菜直売所もおしゃれで素敵。
・おいしい食べ物は人を幸せにするよね。明日もこのパンが食べたいと思うことは、生きる希望をもつということだ。

洋ちゃんたちがどうしても夫婦に見えないんだよ。よそよそしいというか、生活を共にしている親密さが感じられないの。このふたり、戸籍の上では夫婦なのかもしれないけど、きっと実質的な“夫婦”ではなかったんじゃないかな。何があったのかはっきりとは語られないけれど、東京での暮らしに疲れ果てた知世ちゃんに、救いの手をさしのべてくれた人がたまたま洋ちゃんだっただけなのかなぁ…と。ラスト近くの知世ちゃんのセリフ「みつけた。私のマーニ」で、ようやく本物の夫婦になったんだよね?で、知世ちゃんの妊娠でめでたしめでたし。