レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

監督:サム・メンデス
出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット/キャシー・ベイツ/マイケル・シャノン
1950年代のアメリカ、コネチカット州。フランクとエイプリルのウィーラー夫妻は、閑静な住宅街に暮らし、子供にも恵まれた理想のカップル。しかし、甘い新婚時代の暮らしも次第に色あせていく。演劇志向のエイプリルは地元の劇団の舞台に立つが、芝居の出来が悪く夫婦で口論に。一方フランクは、しがないセールスマンの仕事にやるせない不満を感じていた。そんな時エイプリルが提案する。「みんなで、パリで暮らしましょう」と…goo映画より

ケイト・ウィンスレット演じるエイプリルの言動が謎すぎて、何一つ共感できずに全く映画の世界観に入ることが出来なかった。
パリに行けば何かが変わると、漠然とした思い込みが強すぎて、エイプリルが自ら家庭崩壊を招いちゃってる気がしてならないんだけど。自分が諦めた夢を追いかけたいと言うならまだしも、今の生活に満足している夫に無理矢理「あなたはこのまま終わる人じゃないはずよ。私が支えるから、本当にやりたいことをパリで見つけて!」と強要するなど、はぁ?ですよ。ディカプリオはディカプリオで、なぜ今?という最悪のタイミングで過去の浮気を告白して謝罪するし、なんだかへんてこりんな夫婦です。
ラストシーンで、キャシー・ベイツのくだらない話が始まった途端、彼女の夫が補聴器のスイッチをオフにするシーンは、にやり。夫婦が長続きするには、上手に「補聴器のスイッチ」を切るのが大切ですよ、ってことですね。この映画の見どころはそこです。