必殺!最強チル


全20話、見終わった。
朝鮮王朝第16代仁祖の時代。身分や階級、性別によって差別され虐げられた人たちの依頼を受けて、悪者を成敗する刺客3人組の活躍が中心の前半も、仁祖によって毒殺された昭顕世子とその三男にまつわる話が中心の後半ともに、とても面白かった。
10話くらいまではお気楽なエンターテイメント重視ドラマと思いきや、非常に考えさせられる社会派ドラマだった。
特に最終回でラスボス(?)が「たとえ私を殺しても、王が変わっても世の中は変わらない。100年後も500年後も常に踏みにじられるものと踏みつけるものがいる。」というセリフには「…悔しいけどおっさんの言うとおりだよ…」と虚しくなった。政権交代すれば何かが変わるかも…と思ったけど、自民党だろうが民主党だろうがやってることは内輪の権力争いと国民の人気取りばっかりだものね…。