老人賭博

老人賭博

老人賭博

とあるさびれた地方都市に、映画の撮影に訪れた一行。はかどらない撮影のうさ晴らしに彼らが思いついたのは、主演の老俳優・小関泰司がセリフをトチる回数をめぐって賭けをすることだった! 地元のヤンキー、謎のグラビアアイドルらも巻き込んで、老人賭博は予想のつかないクライマックスへなだれ込む。文藝春秋より

小説や舞台で松尾スズキ氏が描く人の弱さや残酷さ、優しさはいつも私のツボにはまる。特にこの小説では、老俳優・小関の付き人(じゃないんだけどね、本当は)ヤマザキが悲しくて可笑しい。
松尾さんにはいつか芥川賞をとって欲しいなぁ。