腑抜けども、悲しみの愛をみせろ(058)

監督:吉田大八
原作:本谷有希子
出演:佐藤江梨子/佐津川愛美/永瀬正敏/永作博美
両親の訃報を受け、女優を目指して上京していた澄伽(佐藤江梨子)が4年ぶりに舞い戻ってくる。自意識過剰な彼女は、自分が女優として認められないのは家族、とりわけ妹の清深(佐津川愛美)のせいだと家族をいたぶる。兄の宍道永瀬正敏)も澄伽には気を遣い、横柄にふるまう彼女によって一家の日常はきしみだしてゆく。yahoo!映画より

サトエリ演じる澄伽の暴れっぷりも怖いけど、終始にこにこして家族のために働く待子(永作博美)がもっと不気味だった。大雨の中、傘をさして片方の目に眼帯をした待子がにっこにこして登場するシーンは、ちょっとしたホラーだった。そして、おとなしく澄伽の虐待に耐えていた清深が、赤い封筒を取り出す場面では思わず悲鳴をあげてしまった。怖いーーーー!