メカロックオペラ R2C2 〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜


WOWOWで見ました。待ってました!細かい笑いとかっこいい音楽が盛りだくさんで、最高におもしろかった。
ネタバレ満載なのでたたみます
町から音楽が消えた近未来の東京が舞台。森山未來演じるクアトロは、父であるロックスターパルコム(阿部サダヲ)から幼い頃から「おまえはオレを超えるロックスターになるんだ!」とスパルタ教育を受け(それがミック・ジャガーのまねとかジーン・シモンズのまねで、それでロックスターになれるんかい!…笑)ていた。そんな父親の教育に疑問を感じたクアトロは、独学でピアノを学んで自分の気持ちを歌にしてパルコムに聞かせる。(あやとり、シール集めが好きさ〜♪エレキは要らないキャッチボールがしたい麻薬は嫌い〜ダディ〜♪ボクはあなたのサイボーグじゃないよ〜♪)息子の歌を聴いて激怒した父親は熱々のハンバーグをクアトロに投げつけて、顔に一生消えない傷を残して息子の前から姿を消してしまう。そして、パルコムは息子が作った歌をパクり演歌調にアレンジしてヒットを飛ばす。そんなパルコムは老いてゆく自分の肉体に危機感を感じて、30年間の冷凍睡眠を選択する。
30年後、成長したクアトロは、アイドルのプロデュースやアメリカへの軍事協力を目的に、戦意を高揚させるためのサイボーグのプログラミング(クワトロが作ったサイボーグR2C2を演じるのが松田龍平)も手がける音楽プロデューサーになり、渋谷中のパルコやタワーレコードHMVを買収して全てびっくりドンキーにしてしまう。そこへ冷凍睡眠から目覚めたパルコムが現れ…説明がへたくそだなぁ。そんな世界のお話です。

  • 平岩紙ちゃん演じる巨乳アイドルは超音痴なので、クアトロの声をコンピュータで変換しているという設定なのだけど、その声が小泉今日子
  • 阿部サダヲ星条旗ブリーフが気持ち悪くてガン見しちった(笑)
  • 最後の宮藤官九郎インタビューから推察するに、松田龍平は舞台の仕事は初めてだったのかな。そのぎこちなさがサイボーグという設定を与えられたことでぴったりはまっていた気がする。
  • 反対に、森山未來は演技はもちろんのこと、踊りも歌もすごくうまい。数々のステージを経験しているだけあって、安定感バッチリで貫禄さえ感じる。
  • 阿部サダヲの無茶ぶりに(たぶんアドリブ)あたふたするR2C2がおかしかった。ロックスターのふりまねをリクエストするシーンでは、氷室京介はクリアしたけど、ダイヤモンドユカイではパスかい(笑)クドカンもサダヲに「ハンバーグ川柳でつないどけ」と振られてあわわわ…となってて可愛かった。