復讐者に憐れみを(037)

先天性の聴覚障害を持つリュウは、重い病に倒れた姉を献身的に看病していた。両親亡きあと自分の面倒を見てくれた姉を救うため、自ら片方の腎臓を提供しようと決意するリュウ。しかし、検査の結果はあっさり不適合。おまけに、看病のため欠勤が続き工場を解雇されてしまう。仕方なく臓器売買の闇取引に望みを託すが、反対に自分の腎臓の片方と虎の子の退職金を騙し取られてしまう。そんな時、病院から移植ドナーが現われたと知らされ、呆然とするリュウ。彼の唯一の理解者で学生運動かぶれの女ユンミは、金持ちの子供を誘拐すればいいと、抵抗感を示すリュウを強引に説得する。べつに子供に危害を加えるわけでもないと納得し、リュウはついに自分をクビにした工場の社長ドンジンの幼い娘を誘拐するのだが…。(allcinemaより)

いや〜な映画だ…。すべてが悪い方へ悪い方へと転がっていって、収拾がつかなくなってしまう。残虐な殺戮シーンの連続も見てるのがきつい。工場をクビになったおじさんの家の悲惨さと社長の家の豪華さに象徴されるような、富めるもとの貧しいものとの落差もつらい。