イン・ハー・シューズ

期待以上に良い映画だった。きっと、女性は(特に女きょうだいがいる人は)とても共感できる映画だと思う。尻軽でバカで姉の彼氏と寝ちゃう妹なんて、それこそ「私の人生から消えて!」と思うけど、でもやっぱり妹は妹なんだよねー。ふたりの母親が精神を病んでいて、そのことで父親と言い争ったときのことを妹は音楽を聴いていた記憶しかなくて、でもそれは姉が妹に両親が言い争っているのを聞かせたくなくて、音楽をかけたからだというエピソードは泣けた。幼いなりに、姉は妹を守ろうと一生懸命だったんだよね。人生を投げてたキャメロン・ディアスが、フロリダのおばあちゃんのところで生き生きと働く姿は、姉のところで居候してるときの何倍も美しく描かれていた。