深呼吸の必要

派手な演出もなくハラハラドキドキもなく、地味な映画だけど、とても良い映画です。
サトウキビ刈りや島の集団生活にとまどい気味だった内地の若者たちが、次第に生き生きと楽しそうに働き生活していく様子が、静かに淡々と描かれているところや、心に傷を負っていたり何かから逃げ出してきたりという子たちの描き方など、さらりとした描写にもかかわらず表面的になっていないさじ加減が、わたしの好みに非常にマッチしていました。
若者たちがもくもくとサトウキビを刈っているシーンは、自分もきび刈り隊になったような気分で観てしまい、あと20歳若かったらわたしも…などと思ってしまいました。
それにしても「ちゅらさん」といい「ナビィの恋」といい、沖縄のおじいとおばあって良いなぁ。わたしも将来はあんなおばあになりたいものです。