中島みゆき『夜会』VOL.19 橋の下のアルカディア
いつものようにradikoでJUNKを聞いていたある日、『夜会』のCMが流れてきて、ずい分前に友達のSちゃんと雑談中に「いつか生で『夜会』を観たいよね」という話が出たことを思い出し、Sちゃんも誘って一緒に観劇。
ずいぶん出遅れてしまったために2階席しか取れなかったが、発売日を過ぎてもチケットが買えたからよしとしよう。
ミュージカルでもない、コンサートでもない。歌と芝居が融合して、独特の世界観が舞台上で繰り広げられる。
とにかく中島みゆきの歌が、上手いとか下手とかとは別次元の説得力でぐいぐいと心に入りこんでくる。
中村中も素晴らしかった。か細い体と謎めいた雰囲気で、中島みゆきとどっちが主役かわからないくらいの存在感だった。
(赤坂ACTシアター 2階C列2番)
(2017/11/17:観劇から1年近く経って記憶がおぼろ。ふわっとした印象しか書けないという体たらく)
引っ越しました(リアル)
いやはや。前回の更新から半年も過ぎてしまいました。私は元気に暮らしていました。
6月1日付けで夫が転勤になり、鉄の町から蝦夷富士の町に引っ越しました。
掃除も荷造りも自分でやる予定でコツコツ頑張っていたものの、途中で腰が黄色信号を発してきたので、急遽換気扇とシンク周りだけダスキンさんに頼んで、どうにか引っ越しに間に合わせることができました。
荷物を運び出したあとは「こんなに広かったのか」といつも思います。そして「今度こそスッキリ暮らしたいなー」と心に誓うけど
次の家に運び込まれたこんな段ボール箱の山に気が遠くなる。
カーテンは寸足らずだし。笑
それでも段ボール箱がひとつ空くたびに小さい達成感を味わいながら、どうにか5日ほどで片付けが完了しました。
何年も床に座る生活だったけど、寄る年波で立ったり座ったりが膝に厳しく、引っ越しを機に安いダイニングテーブルセットを購入しました。本当は旭川や東川の素敵な家具を買いたかったけど、なにせ予算がね……。一生に一度くらいは躊躇無く欲しいものを買ってみたいものだよ。あーあ。父親が石油王だったらな~(ずん風に)
こんなのどかな景色。こぢんまりした町なので、徒歩と自転車が移動手段の私にはぴったりかも。おいしいお菓子のお店に歩いて行けるのが嬉し怖しです。
2014年総括(いまごろ…)
更新するのも恥ずかしいくらいサボってるうちに新しい年になってしまった…。
-去年の11月末に夫の勤続30周年兼結婚30年ということで、伊勢~奈良を旅行した。夫婦で旅行って、なかなかアレですよね。お互いの性格とか習性とか知り尽くしてるはずの熟年夫婦(私たちのことね)でさえも、3泊4日ずーーーーーーっと一緒にいると「やれやれ…」と感じるのに、新婚さんだと「え?」と思うことの連続だろうな。新婚旅行から帰ってきて成田離婚(死語?)するカップルが出るのもわかる気がする。
-2014年は映画をいっぱい観ようと密かに心に誓ったのだけど、数えてみたら150本も観てた(ただし、全てCSやWOWOWで。劇場ではゼロ)
-韓ドラは、全盛期と比べるとかなり本数が減った。とは言っても22本も観てるけどね。昔のように「これから面白くなるかも」と粘らなくなったので、面白くなさそうなのはさくっと脱落出来るようになったのは進歩だな(なんのこっちゃ)
-下のエントリにある友だちが遺したベビーキルトは無事に完成して、先日娘さんに渡すことが出来た。
娘さんの幸せと安産を願っていた友だちの気持ちを受け継いで、心を込めて仕上げました。元気な赤ちゃんを無事に出産できますように。
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はっ!と気がつくと10月が半分過ぎ去っていた。早い!
- 今月の始め、3年前から病気と闘っていた友だちがこの世を去った。夏にお見舞いに行った時は、痩せてはいたけれど声にもまなざしにも気力があったし、まさかこんな早くに逝ってしまうとは思いもせずに、また何かのついでに病院に寄ってみようと軽く考えてしまっていた。もっと頻繁に顔を見に行けばよかった。いつもそうだけど、誰かが亡くなるたびに、自分の生き方や人との関わり方をじっくりと見つめ直すきっかけをもらってる気がする。自分が重い病気になってからも、いつも家族や友人を思いやっていた彼女の強さは、いつまでもみんなの心に残っているはず。いつかあの世で彼女に会った時、恥ずかしくないような人生を送らなくては…と思った。
- 治療の万策尽きて緩和病棟に移ったあとは、病室で娘さんの赤ちゃんのためのベビーキルトを縫うなど、穏やかに過ごしていたらしい。完成させることができなかったキルトを私が引き継いで仕上げることになり、告別式のあとに預かってきた。
無地のボーダー部分にアップリケを入れることに。しばらく針を持っていなかったけれど、彼女のおかげでやる気スイッチが入ったよ。頑張って可愛いキルトに仕上げるからね。